昨日の空

いろいろ話していた、なべを囲みながらこれからのこと真剣に考えようと思った。
これからのことをまだ大学生だけど、就職本当にモデルでいいのかも考えようと思った。でもモデルの仕事しだしたらすごく楽しいんだよね、きれいでいられるそれにカメラの前で被写体になるのはうれしい。カシャカシャあのシャッターと同時にポーズをとるそうすると自分が自分じゃなくなる感じがするまるでつかの間の女優になったみたいな気がする。見られていることが彼女をきれいにしていった・・・・・・
大学でも彼女のうわさがすごく流れていた、モデルをやっている真美ちゃん・・・映子も鼻が高かった。久しぶりにダンスのレッスンに向かった、これはもう仕事の一環としてやっているようなものだった。足がなかなかあがらない、筋肉痛かもしれない・・
鏡の前でダンスのポーズを取る真美、すらりとした足と手が目立った・・・・髪をシニヨンにして汗をタオルでぬぐった。ピンクのレオタードが一目を引く・・・・
「もっと足を上げて」先生の厳しいレッスンが続く。「もっと高く、手も位置に会わせて」パンパンパン先生の拍子が響く、２時間もレッスンを終えるころにはぐったりしていた。久しぶりにまたあのバーに行こう、少しのお酒ならいいらしいし・・・・
映子の携帯に電話してみた、「今日またバーに行こう」「うんいいよ」「私はこの間のスコットさん連れて行っていい？」「えっ」「もうそんな連絡取ってるの？」「うん」「いいよ別に」じゃあダンスのレッスンが終わったらビルの前でまっていていい？」
「いいよ、行くよ後で」早々とレッスンを終えてシャワーを浴びて、ビルの前で待っていた、そしたら２人連れで映子が現れた。「HI！」「How are you？」「はじめましてじゃないよね、２回目だよね二人とも？」「うん」「覚えてますか？」