昨日の空

４０歳と２２歳年が離れすぎてるといえば離れすぎてる・・・・でも本当に敬愛に近いものが真美にはあり、好きだったのだ。最近手始めに「AKIKO」「ケイコリー」とか聞いてるけどもっと深いジャズがあるみたいで知りたかった。
真美は久しぶりに映子に誘われた、「例のバー明日行かない？」「うーん、行きたいのはやまやまなんだけど明日はダイビングのツアーの前日だから」「ダイビングなんてやってたっけ？」「知らなかっただけだよ、ずっとやってるよ」そう明日は沖縄のダイビングツアーの前日だっただから今日だけは避けたかったのだ。結局、マスターに会いたいのに断った。明日はツアーだと思うとぐっすり眠れない・・・興奮していた。
毎回ツアーの前日になるとこういう気持ちになるんだった。朝早く目が覚めた外は恐ろしく晴れていた、沖縄の天気をニュースでみたらこれも晴れ、やったー。
ここから2時間で羽田だ、早めに身支度をしておくれないように家を出た、水着、ダイビングの小物。そういったものをかばんの中に詰め込んだ。
ロビーに立つともうツアーのまとめ役が着ていた、真美はあれ、少し遅れたかなと感じたけどご愛嬌だった。「みなさん右のところにわが社のステッカーをおはりください、毎回のことだった。その黄色いステッカーを荷物と体に貼って真美はそそくさとロビーの搭乗口にツアーの人と向かったのであった。
ここを3時間すぎるともう沖縄なんだ、もう沖縄は何度も訪れてはいるが真美にはいつも新鮮だった。飛行機の中でしばらく仮眠してついてみたらそこは沖縄だったきれいなところだった・・・何度きても新鮮。海はホテルから近く、澄み渡っていた・・・・・
少し肌寒いくらいだったがうすでのショールのぱーかーを羽織って外に出てみた。潮の風が肌にあたって気持ちいい、明日からダイビングだ、今晩ダイビングスポット研究しておこうと思った。