昨日の空
「そうですね深い関係になるという暗示のカードが出ています」「最終カードはワールドですから結婚までいく相性です」「ただ、この恋愛は周りの妨害にあう可能性があります」「周りの妨害ですか?」「はい」(誰だろう、周りの妨害って映子かな・・いや違うな、誰だろう元奥さん・・・違うなあ・・誰なんだろう)「あのその妨害する人って女性ですか男性ですか?」「男性です」(男性?喫茶店のマスター以外考えられないんだけど)「その人はこれから会う人ですかそれとも今まであった人ですか?」
「もうすでに会っている人です、その人がキーパーソンです」「ただこの相性を見ている男性は過去になにか大きな傷がある。」「その傷って離婚ですか」「いえもっと深い傷を負っている」(なんだろうそれ・・・全然わかんないや)(そっか喫茶店のマスターに聞いてみればいいんだ)「傷ですか」「そうです、その傷のために女性を本気で愛せないところがある」「トラウマとも言ってもいい」「その傷私じゃ治せないんですか?」「直せないかもしれない」「でも本気であなたが命がけで愛することができたらその傷は消えるから、一度最終カードも結婚かーどなんだしやってみる価値あるわよ」
そうですかがんばってみます。」「では3500円いただきます」「ありがとうございました」(なんだか真美はマスターに過去に大きな傷があるって聞いてショックだった)(なんだろう大きな傷って)喫茶店のマスター知ってるかな?当然知ってるよね、今度バイト入ったときに聞いてみよう。
一階に下りていった、そこでは雅がペリエと寒天のゼリーを食べ終わるころだった。
「おまたせしました」「もうすぐ食べ終わるから待っていて」そういうと残りの寒天を雅は喉に流し込んだ。「おいしかったですご馳走さまでした」「いいえまたここが気に入ったならつれてきてあげるわ」「ありがとうございました」
「じゃあ今日はもう遅いから帰りましょうか?」「はい」「おなかも膨れたことだしうっくり眠れるわね。
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