昨日の空
しばらくして、部屋に戻ってあることに真美は気づいた、あれまた手帳がない?良く手帳をなくす・・・・・またメモがはさんであったりして。まさかね・・・・・・・
でもどこでなくしたんだろう・・・・もう一度ロビーに行ってフロントに行って確かめたけどないんだよねこれが。困ってしまって・・・・・・・・
悩んでいても仕方ないので結局、海に出てツアーに参加することにした。
外はすばらしく晴れいて、潮風が気持ちよかった・・。
同じ年の女の子が一人と後おじさんが3人どうやら友達だったらしく、ダイビングの前なのに、ほろ酔い加減だった。困った人たちだなあ・・・・・。ダイビングは常に危険が伴う、海に入れば鮫もいるし危険な動物もいるなのでお酒は厳禁なのに。
真美はむっとしながらも自分のボンベなどを用意していた、さあ、インストラクターの指示に従って海に入った、きれいだった。宝石をあたり一面にちりばめた感じだった・・・さんご礁、まだ腐ることもなくこの海では生息してる。熱帯魚、このあたりでは熱帯魚を食べるんだけどこれはとてもまずくて食べられない。
本当に海の中はここちいい暖かさと潮の流れを体で感じていた。エイもいた・・・・上級者になると餌ずけできるらしいが、まだ初心者の真美には無理だった。
海の表面の波紋が太陽に照らされて水底までキラキラ届いていた・・・・・・この醍醐味、はじめダイビングと聞いて怖がったがはじめは友達と来たんだけど。もう病み付きになってしまいその友達は、もう飽きちゃってやめたのにもかかわらず真美は一人でツアーに参加するほどだった。海の中は宝石箱だった・・・・・・・・・
キラキラ海藻が潮の流れにゆらぐ、そして光の輪になってぽこぽこと水の泡が真美の口からもれた。30分ほどもぐっただろうか・・・・やっと水面に出てきた。
水面に上がるときが胸が苦しくなるので心臓の悪い人間は無理なスポーツだなと思っていた。真美は小学生、中学生、高校生と水泳の選手もやっていたので海は怖くなかった。ただプールと違って足がつかない、潮の流れが速いと足を取られて巻き込まれる可能性もあるスポーツなので毎度もぐるときは緊張していた。
ヨットにあがるとそこは盛り場と化していた、インストラクターの人が釣りをやったらしく、魚がぴちゃぴちゃはねていた、このダイビングの後の一杯はおいしい。
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