お狐様と贄の私
【下校中】

何かを考えながら、
歩いている鏡夜利亞を追っていると
ハッとしたかのように
顔を上げ目の前の恐狐神社に
走っていった。

規則を破って・・・・

「!!ッ
 恐狐村百ヶ条規則ソノ五!、
 恐狐神社ニ
 夕暮れマデイテハイケナイ!
 夕暮レ以降は行ッテハイケナイ!!
 破ッタ・・・・・
 オ狐様トノ御約束ヲ・・・・・
 破ッタ!!
 絶対ニ許サナイ許サレル
 事デハナイ!!!」

絶対ニ絶対ニ許サナイ・・・・

まるで何かに
取り付かれたかのように
頭を抱えものすごい形相に
変わり並の人間の速さではない
程の・・・・
否、獣のように駆け出し
役所へ向かった

貴女ガ犯シタ事ハ
決シテ許サレル事デハ無イ!
攻メテ自分自身デ償ッテ貰ウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


第四,五夜 真理side 終

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