地下鉄

バイト開始

わたしは仕事着に着替え、部屋に戻った。

この駅は独特な制服だ。黒づくめと言っても過言じゃない。

わたしの仕事着は女性用というだけで、男性用とあまりデザインは変わらない。

「それじゃ、今晩も行ってきます!」

「ああ、頑張ってな」

「ケガなどしないようにね」

「まっ、ほどほどにな」

三人を駅員室に残し、わたしは一人、ホームに行った。

わたしの『バイト』を開始する為に。

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