俺様彼氏様!?
「待てよ!!」
「来ちゃダメ!
冬哉には、私じゃなく隣にいる女の人がお似合いだよ…」
これは、夢?
夢じゃないっ…。
だって…
涙が止まらないし…
胸が痛いもん…。
現実なんだ。
これが…。
もう、ここにいるのが辛い。
私は、現実から逃げるように走った…。
「オイ!
美雪、待ってよ!」
来ないでよ…。
今、冬哉と話をするときっと私がダメになる気がする。
それに…
抱き締めて欲しくなっちゃう。
「はぁはぁ…
来ないでよっ…」
「はぁはぁっ…
あれは、誤解何だよ
だから、話を聞け!」
「そんなの聞きたくないもん!」
誤解かも知れないけど…。
今は、聞きたくない。
このままだったら私と冬哉は、別れることになれる…。
そしたら…
私が冬哉の会社を辞めて…
菅野宮社長のところへ行けば…。