俺様彼氏様!?
「俺…
言ってること…。
無茶苦茶だよな…。
ごめんな、美雪…」
そんな…
悲しそうな顔しないで。
やっぱり無理だよ…。
私には、冬哉が必要だもん。
だから…
菅野宮社長の所には、行けない…。
でも…
私と冬哉だけの問題じゃないんだ…。
私の判断で…
冬哉の未来や…
会社や社員の未来が決まるんだ…。
もう…
わかんないよ…。
「本当に滅茶苦茶だよ…
でも、今は、それでいいよ。
今だけは…」
今は、滅茶苦茶でもいい。
今の一瞬一秒が冬哉といられるなら…。
それだけでいい。
「美雪、泣くな」