Start★Love
教室に荷物を置きにいってから
入学式がある体育館にいくと
1人の先生に声をかけられた。
「あ!!ちょっとそこの女子生徒さーん」
声をかけてきた先生は
珍しく若く20代前半だろうか
髪は若干長こげ茶色の髪だった
「なんですか?」
圭ちゃんが礼儀正しく答えた。
「あー。新入生徒だよね?」
「はい。」
「よかった。じゃあこれに名前書いてくれる??」
そういって先生は2枚の紙を
圭ちゃんにさしだした。
「なんの紙ですか?」
圭ちゃんは疑うように先生にきいた
「新入生みんなに書いてもらってるんだ。」
私は圭ちゃんとさわやかな先生の
やり取りを見ていると
さわやかな先生が私に気付いたのか
ふッ…と笑い。
「君も書いてね?」と私の耳元でつぶやいた。