Start★Love
私の顔が赤くなるのが
いやでもわかる。
好きじゃなくても耳元で言われれば
誰だってあかくなるよー!!
そんなことを考えてるのを
知らない圭ちゃんは
「どうしたの?顔赤いよ??」
と心配そうにきいてくる。
「ん?? だいじょーぶ!!」
そう言って笑って見せる。
「そう、ならいいんだけど。これ書かないといけないのかなー?」
圭ちゃんはさわやかな先生から
もらった紙を指でつまみ
私にみせる。
「んー。でもみんな書いてるんでしょ?」
「そうだけどなんか嫌な予感がするんだよねー。」
書くか書かないか迷っていると
入学式が始まる鐘がなった。
「やばッ!!一応書いとっこか」