~2年間の想い~
始まり
キーンコーンカーンコーン...
ダダダダっバッン!!
「セ~フ(⌒~⌒)」
「馬鹿!!アウトだろ」
「なんでよぉ~セ~フじゃん!!」
今日も元気良く廊下を走って教室に入って来た遅刻の常習犯ゎ
伊沢江夏
(いざわえなつ)
中学2年生の元気が取り柄の女の子☆
「先生ゎ厳しいんだよ|( ̄3 ̄)|」
「じゃ~多数決だ!!」
そう言ってクラスの子達に多数決を取り出した。
「伊沢がセ~フだと思うやつ」
「ハイっ!!」
元気良く私『だけ』が手を挙げた。
「アウトだと思うやつ」
バッ!!
皆が一斉に手を挙げた。
「決まりだな」
フッと先生が勝ち誇った顔でノートにペケを書いた。
「なんでぇ~
叶野ぉ~セ~フに挙げてょ~」
「嫌だよ~。
あんた毎回じゃん☆」
クリーム色の髪の毛をいじりながら友達を裏切ったやつゎ
島崎叶野
(しまざきかの)
背がスラッと高くモデル並の顔をしているから女の私が見ても惚れてしまう。