悪魔と天使、君の隣で…


堀越はいきなり立った。
「トイレ…行く」

真面目に勉強していた、
一穂と尚久が、こちらを向いた。


堀越は、なぜかアタシの腕をつかんだ。
…引きずる。

「やめてよっ??」

必死の抵抗。
でも、やっぱ男子には勝てない。
小学生のころはあたしよりも、
身長低かったくせに!



ぽつりと、
堀越は言った。




……お前、豚並みだな。







(いや…そこまでじゃないから!)




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