悪魔と天使、君の隣で…
トイレの前で止まった。
わくわくしたようで、
おびえていて、
安定していない堀越。
「告白しようぜ、一緒に…」
なにをいうかと思えば、
「する訳ないじゃん。」
無理にきまってんじゃない。
堀越は、性格は意地悪だけど、
顔で女子をだませるじゃない。
アタシにはなんにもない。
「お前、十分可愛いと思うけど…」
堀越の言葉に反応しちゃう。
「嘘言わないでよぉ…」
動揺するじゃんか、
話をもどした、
「堀越は、絶対に両想いだよっ!」
…なんで?
すぎさま聞かれた、
ん…??
かっこいいとなんて言えない。
緊張する。
…間が空く。
堀越はさみしそうに言った。
「無理して言わなくていいよ…
俺なんにもないし…」
緊張なんて関係ない。
「かっこいいよ!堀越…」
言った後、自分でも顔が赤くなったのが分かった。