悪魔と天使、君の隣で…




トイレの前で止まった。

わくわくしたようで、
おびえていて、
安定していない堀越。



「告白しようぜ、一緒に…」


なにをいうかと思えば、

「する訳ないじゃん。」
無理にきまってんじゃない。



堀越は、性格は意地悪だけど、
顔で女子をだませるじゃない。

アタシにはなんにもない。



「お前、十分可愛いと思うけど…」


堀越の言葉に反応しちゃう。



「嘘言わないでよぉ…」

動揺するじゃんか、

話をもどした、

「堀越は、絶対に両想いだよっ!」



…なんで?

すぎさま聞かれた、

ん…??
かっこいいとなんて言えない。
緊張する。





…間が空く。


堀越はさみしそうに言った。

「無理して言わなくていいよ…
俺なんにもないし…」





緊張なんて関係ない。

「かっこいいよ!堀越…」



言った後、自分でも顔が赤くなったのが分かった。


< 13 / 14 >

この作品をシェア

pagetop