悪魔と天使、君の隣で…
あたしはなんだか、眠れなくて、ベットの上でごろごろしていた。
あのかっこいいといわれる堀越が、一穂を好きか…。
本人から聞くと疑いようがない。噂とかと違って、事実だから、否定のしようがなくて、アタシ的には、なんか嫌だ。
一穂がスキといった後。
堀越は口を開いた。
「両想いになれるかな?」
アタシはすぐに答えられなかった。
もちろん、現実的には、両想いなんだ。
それを認めたくない何かが、ある。
とりあえず、
わからない
と、首を振ったが、
堀越は笑顔で、
「告ってみよーかな?」
と言って、はにかんだ。