覚めない微熱だけ、もてあましながら
若い二人は、キャーキャー言いながら楽しそうに話している。

“何か刺激になることさがしたら?”

また那奈子の言葉を思い出す。

“刺激……。合コン……”

“……?。そうだ……!”

麻里は閃いた。

“ホームパーティ……なんてのはどう?”

自分で自分に問いかける。

そうと決めたら早かった。

“……よし”

麻里は一目散に更衣室を飛び出した。
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