覚めない微熱だけ、もてあましながら
観終わったあとも少しの間は余韻に浸るが、後にふとした瞬間に我にかえり、 “バカだ” と思うのだ。バカだと思うけど……やめられない。それとブログも大好き。ネタは少ないから書くことも少ないけど……でも大好き。こんな平凡な休日の過ごし方が、一番のお気に入りだ。特別なことではないけど、こんな平穏で平凡な休日がすべてをリセットしてくれるのだ。
刺激が欲しいわけでもなくて、スリル満点の生活がしたいわけでもなかった。
今のままでいい。今のままで……。
中谷愛子、24歳。
波のない平坦な生活が、この先一変しようとしていることなど知るはずもなく……。
“すっかり秋だな……”
呑気にそんなことを思った。季節の移り変わりを肌で感じながら、心の中で呟いた。
ブラウンのロングブーツが、赤や黄色の葉っぱを踏む。
パリパリッ……
踏むたびにいい音がする。
刺激が欲しいわけでもなくて、スリル満点の生活がしたいわけでもなかった。
今のままでいい。今のままで……。
中谷愛子、24歳。
波のない平坦な生活が、この先一変しようとしていることなど知るはずもなく……。
“すっかり秋だな……”
呑気にそんなことを思った。季節の移り変わりを肌で感じながら、心の中で呟いた。
ブラウンのロングブーツが、赤や黄色の葉っぱを踏む。
パリパリッ……
踏むたびにいい音がする。