覚めない微熱だけ、もてあましながら
“明君が私のことを!? 本当に!? なんかビックリしたよ〜。ドキドキする!”
という内容だった。
ふん……真に受けちゃって……。
麻里はズルい笑みを浮かべながら、冷蔵庫からビールを出し缶を開けた。ビールを飲み、くわえ煙草で愛子に返事を打つ。
“明君と直接やり取りしてみて。明君が、愛子のアドレス知りたがってたから教えちゃった。勝手に教えてごめんね。許してね……。近いうちに明君からメール来ると思うから!”
そう返事をし、スマホを閉じた。そして今日は、これ以上二人にはメールを打たなかった。
一人目のターゲットは、
〈斉藤明〉
罠を仕掛けたのは、
由比麻里ーー
罠を仕掛けられたのは、
中谷愛子ーー
という内容だった。
ふん……真に受けちゃって……。
麻里はズルい笑みを浮かべながら、冷蔵庫からビールを出し缶を開けた。ビールを飲み、くわえ煙草で愛子に返事を打つ。
“明君と直接やり取りしてみて。明君が、愛子のアドレス知りたがってたから教えちゃった。勝手に教えてごめんね。許してね……。近いうちに明君からメール来ると思うから!”
そう返事をし、スマホを閉じた。そして今日は、これ以上二人にはメールを打たなかった。
一人目のターゲットは、
〈斉藤明〉
罠を仕掛けたのは、
由比麻里ーー
罠を仕掛けられたのは、
中谷愛子ーー