覚めない微熱だけ、もてあましながら
高校生の頃から、ずっと。だけどそれは恋愛に関してだけ。勉強やスポーツなんか別に一番じゃなくてもよかった。負けず嫌いなのは、恋愛だけ……だった。狙った獲物は逃がさない。絶対に、捕まえるんだ。捕まえるためには、たまには姑息な手を使う時もある。低レベルな子達を利用することもある。また、自分からは告白しない。相手の方から告白してくるように仕向ける。ズルい女は、毎日そんなことばかりを考えている。休日なんかは、四六時中、瞑想にふけることもある。まったく暇な女だ。
ろくに仕事もしないでボーッとしていたら、気がつけば時計の針は正午をさしていた。あたりはざわついていて、周りの人達が休憩に入ろうとしていた。
あ……。もう昼か……
朝九時に出社して、三時間が過ぎていた。三時間も、私は何をしていたんだろう……。
そう思いながらダルそうに席を立つ。
仕事なんかしてないくせに、一応首と肩は凝った。
ろくに仕事もしないでボーッとしていたら、気がつけば時計の針は正午をさしていた。あたりはざわついていて、周りの人達が休憩に入ろうとしていた。
あ……。もう昼か……
朝九時に出社して、三時間が過ぎていた。三時間も、私は何をしていたんだろう……。
そう思いながらダルそうに席を立つ。
仕事なんかしてないくせに、一応首と肩は凝った。