覚めない微熱だけ、もてあましながら


勝手に帰る裕也。一人で喋り一人で慌てふためいて帰っていったこの男に、麻里は呆れていた。

“人の話をちゃんと聞けっつーの。このバカ男!”

麻里は裕也の態度にイライラしながら店を出ていった。





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