【超短編】人魚姫に甘いKISSを…。

念願だった時間。

胸を締め付けるような熱いキス――。


彼も私を愛してくれてるのだと、

感じることが出来た。

私も

愛しています。


そんな、幸せな時間だったのに、

つま先が、

ヒレに変っていくのを感じ

その場を去るを得なかった。



沢山の後悔を残した。

はじめから、

人魚だと言えばよかった。

そうすれば、

苦しまずに済んだのに…。


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