天使に誓うこと


「うた…?……泣いてんの?」



『…うっ……ふ…ううっ……』



「………」



涼介は、優しく頭をポンポンと撫でてくれた。



涼介……

涼介………

ありがとう。


生きててくれて、ありがとう!





「俺さ……小さいころからずっと…」




涼介が言おうとしていたのを、あたしは涼介の口に指を当てて止まらせた。




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