天使に誓うこと
第2章 ドリームの始まり
「ずっと好きだったんだけど…」
そう言われたのは突然で、学校での放課後のことだった。
『…え、あたし!?』
「うん…。小さい頃からずっと好きだった…」
口の前に手の甲を当てていて、俯いているから表情はわからないけど…
そう言ってくれているのは間違いなく、あたしの大好きな涼介。
『…………』
あたしは感動のあまり何も言えなかった。