天使に誓うこと


「どうしたの?」


ハッと我に帰ると、隣にはちゃんと涼介がいて、もうすぐで家に着くところまで来ていた。


『あ、いや……今月のお小遣いについてちょっと……』



この悩みを涼介に言えれば、楽なんだろうけどなぁ…。



「へ? なんか赤字だったりすんの?」



『あー…まぁ……』



とっさについた嘘だけど、でもこれはホントの話。

マンガを買いすぎて赤字なのだ…。



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