天使に誓うこと
第3章 キズツケタ

それからは、毎日一緒に登校して一緒に下校をした。


そんなある日、あたしは目撃してしまったんだ。





「ずっと、新橋君のことが好きだったんだ…」




いつものように一緒に帰ろうと6組の近くに来たところ、そんな声が聞こえたから足を止めた。



……涼介が……告られてる…?




「…あ、ごめん。君の気持にはこたえられない」



涼介がその人を振った。
あたしはすっごく安心したんだ。




< 46 / 133 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop