天使に誓うこと
第3章 キズツケタ
それからは、毎日一緒に登校して一緒に下校をした。
そんなある日、あたしは目撃してしまったんだ。
「ずっと、新橋君のことが好きだったんだ…」
いつものように一緒に帰ろうと6組の近くに来たところ、そんな声が聞こえたから足を止めた。
……涼介が……告られてる…?
「…あ、ごめん。君の気持にはこたえられない」
涼介がその人を振った。
あたしはすっごく安心したんだ。