dolche*
彼の魔法
甘い飴
「ほら、機嫌直せって。
莉子ちゃーん。
莉子ちゃんの好きな、
甘い飴あげるから。」
さっきから、猫撫で声で機嫌を取ってくる。
いい年して、何やってんの。
『あたし、
飴好きじゃない。
知らなかったの?』
高圧的な態度にも、動じない彼。
「知ってるよ。
お前は、甘い飴が大好きなんだ。」
そう言って、
私の顎を掴み、
自分の方を向かせる。
―んっ
突然のクチヅケ。
次の瞬間には、
口の中に、甘い味が広がった。
莉子ちゃーん。
莉子ちゃんの好きな、
甘い飴あげるから。」
さっきから、猫撫で声で機嫌を取ってくる。
いい年して、何やってんの。
『あたし、
飴好きじゃない。
知らなかったの?』
高圧的な態度にも、動じない彼。
「知ってるよ。
お前は、甘い飴が大好きなんだ。」
そう言って、
私の顎を掴み、
自分の方を向かせる。
―んっ
突然のクチヅケ。
次の瞬間には、
口の中に、甘い味が広がった。