dolche*
こうなったら、
私はもう、
あなたの虜。

睨んでみたって、
素知らぬ顔。

「な、甘い飴、
好きだろ?」


口移しされたのは、
苺味の飴。

ポン、と私の頭に手を置き、
ニッと笑って見せる。

悔しいから少し抵抗。
頭上の手を振払って、
『だから、飴は好きじゃない』
と一言。





今日も私の惨敗です。

でも、いいや。

だって私、
彼のこと

大好きだもん。
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