初恋


「栗田ぁ?」

そう言って俺は栗田の部屋に入った。


「おー早川早かったじゃん!!」


決まってンだろ!!
星野がいるんだから....

っていないし...

「星野は?」

そう言った俺にニヤつきながら千鶴は俺の側まで来て「ちょっと来い」と言った。


「はっ??」


意味わかんねぇし....

しかし強制的に廊下に出された俺....


「お前さ望の事好きだろ?」


....? ...っ!!!

何で知ってんだっ?!

俺...千鶴に言ったっけ?

「その顔は何で知ってんだって顔だな!!」


そうだよ!!
塚、こいつ超能力者かよ!!

「俺お前に言った覚えないんだけど....。」

「何年一緒にいると思ってんだっつうの!!」


そうだよな!!
もう10年つるんでんもんなぁ....


「だからアドバイス!!」


なんか千鶴がいつもしない真剣な表情をしているから俺も真剣な顔をした

「何だよ!」


「望は男が苦手だ!恋したこともない!....だから....考えろよ?」


まぢかよ...
恋したことない....か


「で!!星野は?」

俺は今日まだ見ていない

「外の階段!」

俺は階段へ走った....。
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