初恋
あたしって...?
あたしの手には今、手紙がある....
それはあたしのものじゃなくて....里奈ちゃんが早川くんに渡すもの。
──1時間前・・・──
「星野さん!おはよっ」
可愛いらしい声、こんな声を持つのは1人しかいない....
....里奈ちゃん
「里奈ちゃん...おはよう」
あたしは笑顔で言うけど
里奈ちゃんは苦手。
だって早川くんが好きだから....
あたしは里奈ちゃんから早川くんの名前が出ることが嫌だ...
「あの...私、早川くんに告白しよっかなって..」
ほらやっぱり出た....
って
「...!っ」
告白!!!!
嫌だ!!
心の中で叫ぶけど....
言えない
何か苦しいよ....
「それで...はい!!これ渡して!!」
そこには手紙。
ピンク色の可愛い封筒。
「それじゃ!!」
あたしに無理やり手紙を押し付けて行っしまった。
そんな感じで今にあたる....。
でもね
早川くんの事が好きなわけじゃないと思うんだ!!
だって早川くんはあたしの尊敬する人だもん!
はぁ
あたしは大きな溜め息をついた