初恋



あたしは今、中庭。

栗田くん待ち


「星野ぉ!ごめん遅れた」
「大丈夫。」

「2人きりで話すのって初めてだな...」


「そうだね」

あたし栗田くんと話すの初めてだ....

でも...あたしドキドキしてない。

胸も悔しくない

誰かが栗田くんを好きになっても嫉妬しないと思う。

「で?何で呼んだの?」

そう言われると....

「あのね...あたし好きか分かんない人いて...」

「うん」

「ドキドキしたり、苦しくなったり、嫉妬したりあたしこれが恋だって気づかなかった...でも今分かったんだ...」

「俺と比べだって事か」

ごめんなさい....
早川くんと栗田くんを比べちゃった。
悪い事だよね....

「ごめんね」



「いいよっ♪別に俺、千鶴が好きなんだ」

えっ!!

「秘密な!俺お前にしか言ってないから」

そう言ってあたしの頭をポンと撫でてくれた。

「うん!秘密にするっ」

「だからお前も頑張れよな......早川と!!」


そう言って栗田くんは去って行った...。


....?....っ!!



何で知ってんの////
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