初恋
あたしの秘密
あ...やばい!!
教科書忘れちゃった。
隣の人に見せてもらえば良いはなし...だけどあたしにはできない。
だって恥ずかしいよ...
あたしが1人慌ただしくしていると隣の彼が「星野だっけ?教科書忘れた?」と声をかけてくれた。
「あぁ..えと..ぅ、ぅん」
緊張して上手く話せないあたしに対して彼は「はい」と言ってあたしとの間に教科書を置いてくれた。
あたし緊張してる...
こんな時はどーしたら...
「ぁり..がとぅ」
「どーいたしまして」
とりあえずしどろもどろになりながらもお礼を言うと笑顔で答えてくれた。