初恋
「...の」

「.星野?」

!!っ

あたしは彼の声で我に返って涙を拭く。

「どっどうしたんだよ!?」
彼は心配してくれていてまたドキッとしてしまう

「ごめん...目にゴミが入っちゃって...」
あたしは笑顔で答えた。
だって泣きたいけど心配かけちゃう自分が嫌だったから....

「望!?」

千鶴ちゃんだ!

千鶴ちゃんが来て、授業が終わった事を実感するあたし...

「千鶴ちゃん!あたしトイレ行ってくる!」

とっさに出た言葉....。
あたしは1人教室を飛び出した。


「早川お前何かした?」

出る間際に聞こえた千鶴ちゃんの声。


彼は早川くんって言うんだ....

もう顔合わせらんないや...。
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