TWILIGHT SLIDER
『華へ

華がこれを読んでいると言うことは、僕はもうこの世にいないと言うことだろう。

僕がいなくなってしまう前に、自分の気持ちを伝えたいので華に初めて手紙を書く。

僕は、どうしようもないくらいに本気で真剣に華のことを愛してた。

華が大学を卒業したら、結婚することも考えていた。

けど、僕は華を傷つけてばかりだった。

傷つけて、泣かせてばかりで、いつの間にか華の顔から笑顔はしまった。

愛しているのに、華を傷つけてばかりだった。

憎いから、嫌いだからと言う理由で、傷つけてた訳じゃない。

むしろ、愛していた。

僕はその愛し方がわからなくて、華を傷つけてばかりだった。

少しだけ…長くなってしまうとは思うが、僕のこれまでの話を聞いて欲しい。
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