TWILIGHT SLIDER
「夕夜もかっこいいよ。

白いタキシード、似合ってる」

そう言った華に夕夜は笑うと、
「そう?」
と、言った。

「本当に…私たち、結婚するんだね」

しみじみしたように、華が言った。

「うん、するよ」

首を縦に振って、夕夜は返事をした。

「本当に、夫婦になるんだね」

「なるよ」

「幸せになれるかな?」

心配そうに呟いた華の手を夕夜は握った。

「なれるよ、一緒なら幸せになれるよ」

夕夜が優しく言って華に微笑みかけた。

「どんな困難があっても、俺は華を守って華を愛することを誓うよ」

「もう、結婚式はまだ始ってないよ?」

そう言った華に、
「今のは華に誓ったんだ」
と、夕夜が言い返した。

「私に?」

首を傾げる華に、夕夜は首を縦に振ってうなずいた。
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