TWILIGHT SLIDER
「私も誓っていい?」

華が言ったので、夕夜は首を縦に振ってうなずいた。

「私も、何があっても夕夜とこの子と3人で一緒に生きて行くことを誓います」

夕夜が握った手をさらに強く握ると、華も夕夜の手を握り返した。

「そろそろ始まるから行こうか?」

「うん」

2人で笑いあって首を縦にうなずくと一緒に歩いた。

「――私ね、もしかしたら思うの」

華が歩きながら言った。

「何が?」

そう聞いた夕夜に、
「もしかしたら、この子は隆一の生まれ変わりなのかなって」

華が答えた。

「そうだね、もしかしたら本当にそうかも知れないね」

「だから、この子が幸せになれるように大切に育てたいの」

「本当にそうなるように一緒に頑張ろうか」

「うん」

これからも、幸せになれるように未来に向かって歩いて行こう。

心の中で誓いあうと、2人は前を向いた。

☆★END☆★
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