フリ-ジングの鐘の音
フリ-ジングの旅立ち
ここは、ごく普通の村、
一つ違うのは、この村には、
素敵なメロディを、奏でると言う
言い伝えのある。
鐘がある事。
ただこの鐘の音を聞いた者は、誰一人いない事。

きっとこの鐘を鳴らすのはまだまだ先の話かもしれない。

好奇心旺盛に走り回る少女の名は、フリ-ジング、
この村では、人気者な、
8才の女の子、不思議な言葉を口走るのよっ、
妖精さんの声が聞こえるんですって。
でも、誰も信じてくれないの
なんて、いつも言ってるのよ。
自分だけの世界を持っている部分があったりするのかしら。
でも、そのおかげで
悲しい思いも、羽根除けようとしているのかもしれないわね。
「フリ-ジング悪いけど、井戸まで行って、お水をくんで来てくれないかねぇ?」
「うんっわかった!」
元気よく、水を入れるバケツを抱えながら、ドアの方ヘと駆け出す、フリ-ジング
母親は病弱で、
薬を買う為に、出稼ぎに出掛けている、父親の変わりを勤めている。
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