フリ-ジングの鐘の音
『!?もしかしたら、ノビンドおじさんの家で何かあったからあんなに、怒っていたんだっ…』
フリ-ジングは、ノビンド
おじさんを、追い掛けるように、後を追った…。

「はぁはぁ…」
フリ-ジングが、門に差し掛かり、
足を止める。
目の前には、小屋がいくつも並んで建っていた。
『どれがノビンドおじさんの家だろう…』
行き交う人々が、
そこら中に座り、のんびりする姿を見て、びっくりした。
『みんなこんな朝から
何をしているんだろう…
そうだっ!』
フリ-ジングは周りで、壁によさり掛かっている、
老夫婦に近寄って行った。
「あの〜この辺りに、住んでいるノビンドさんを知りませんか?」
老夫婦は、顔を見合わせ
「いんやっ知らんなぁ〜すまんがわしらじゃなく他の人に聞いたらどうなんだい、他にもおるんじゃからわしらじゃなくても、のう…」
老夫婦は、顔を見合わせ
また、壁によさり掛かってのんびりする。

「…ありがとうおじいさんおばあさん!」
フリ-ジングがそう言うと
老夫婦は、急に怒り顔になってしまった。
「わしらはそんな、年じゃないわい、何て失礼な子じゃ消しからん!」
ぷんぷんした顔になり
その場からいなくなってしまった。
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