フリ-ジングの鐘の音
フリ-ジングの相手が、妖精さんなのは、
幼い頃から、目には見えない者が、フリ-ジングには見えるから。

甘えたい、年頃でありながらも、母親の為に
一生懸命に、世話をしている。
村の中でも、その姿を
見ては、可哀相だと思う人も、少なく無かった。

この村には、貧しい暮らしをして、畑の農作物で生活をする事で精一杯な人もいるようだ。

「ノビンドおじさんおはよう!」
フリ-ジングはノビンドおじさんに、手を振り話し掛ける
「おぅおはよう〜!いつも偉いねぇ〜頑張れよ」
走り去って行く、フリ-ジングの喜びを見つめながら
ノビンドおじさんは、ニコやかに手を振った。
フリ-ジングが物凄い勢いで
バケツを抱えながらも
元気にあいさつをする、
フリ-ジングの元気や
生き生きとした、やる気に満ちたその姿は
この村には、やる気を起こさせる、原動力になっていた。

「よいしょっと!
ふぅ〜今日も綺麗な空だなぁ〜。」
流れ行く雲を見ながら
額から流れてくる、汗を左側の袖で拭いながら、言った。
見上げた空には、真っ青な雲一つ無い空が広がっていた。
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