フリ-ジングの鐘の音
「くぅ〜」
今度は元気の無い、悲しい声を出していた。
フリ-ジングはその姿を見て、異変に気づく。
「待ってて…」
そう言い残すと、階段を降り、外へと駆けだしていた。
フリ-ジングは、家にたどり着くと家の中に入って行った。
がっ…そこには…
居るはずの母の姿が、何処にも無かった。
「お母さん?お母さん!
何処?」
フリ-ジングが何度問いかけても、返答は無かった。
「どうして…」
フリ-ジングはいつも、お母さんの寝て居たベットに手をついてみたベットに温もりは無く、冷たくなっていた。
“バタン”
ドアの戸が開く音がした。
「お母さん!?」
ドアの方へ駆け出す…しかし
そこに誰も居なかった。

その頃、暗緑色の犬は、まだ
床に座ったままうめき声をしていた。
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