フリ-ジングの鐘の音
フリ-ジングは、膨れたお腹をさすり、ゆっくり起きあがる…
がっ…さっきのさっき迄居た
少年の姿が消えた。
「少年君?どこ!?」
どこにも姿が無く、黒緑の犬も消え、妖精の姿も無かった。
「どこ?みんな…何処に居るの?」フリ-ジングが立ち上がろうとした瞬間クラクラし始めた。

『あれ!?』
体の自由がまるで奪われたかのように
ふらふらし始める。
辺りが急に暗くなり、右手辺りが、少し光っていた。
暗闇に光…暗い空間に閉じこめられたかのように、フリ-ジングは
辺りを見回す、しかしさっきよりさらに暗くなっていく、
見渡しても闇がどんどん押し寄せてくる。
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