フリ-ジングの鐘の音
闇と精霊と新たな出会い
闇の中に一人ぼっちになっていくフリ-ジング
だんだん、押し寄せる闇に
怖くなり始めた。
「みんな…私は…私は…」

「闇怖いでしょ…一人だとツライでしょ?泣いていいのよ…
だって人はいつでも一人だもの人に裏切られ、貸し借りをして
信用を失い、好きな人を奪い合う、ツライでしょ?いいのよ泣いて
だって誰もわかろうと何てしない、都合だけで平気で傷つく事を言う、誰かに救って貰いたいいつでも逃げていいのよ?」

フリ-ジングは闇の奥から、声がしたのを聞いていた。
「裏切るとか…奪い合うとか
傷つく事は、いっぱい経験して行くの、だから逃げたらいけないの…」
フリ-ジングは闇の中に答えた。
「好きだから、一緒にいたのに
邪魔ばかり、とられていくの
もっとわかりあえたら楽なのに何も出来ない…いつも
同じ、辛いことばかり、どうして生きているの…どうして辛いことばかりしてくるの?」
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