フリ-ジングの鐘の音
「うるさい!この気持ちが
わかってたまるか、
苦しみを何をわかると言う

闇の怒りが、風を呼び、
フリ-ジングに襲いかかる。
「くぅ…凄い力…」
必死に両腕で顔の辺りを
覆う、しかし
風の勢いが徐々に、重圧がかかり、息が苦しくなって来た。

体が段々ミシミシ音が鳴り始め、
体のあっちこっちが
悲鳴をあげているようだった。

体の痛みや疲れが襲ってくる。 闇の中にあるのは、
悲鳴や苦しみも悲しみも
全てが、マイナスでしか無い。

「フリ-ジング、ここは
私に!」
フリ-ジングは不思議な空間に
ふわっと浮かび上がった
シャボン玉のような
丸い物に包まれ。
目の前に、髪の長い綺麗な
お姉さんが現れた、白い布切れを身にまとい、
天女のようにも見えた。
「ア-ルマティ、お行きなさい!」

闇の中に声が響き
髪が肩より少し、ある位の
女性が現れ、
腕の辺りには丸い物がつり下げられている。
長袖のような物を
身にまとい
両手を祈るように
交差させ、闇の中の人に捧げる、
「大地の力この者に、力を…」
目を閉じながら、向かってくる
風に、大地の力が壁を作る。
闇の中から主が現れ、
ア-ルマティに襲いかかる。

「危ない!」
フリ-ジングは闇の精霊の気配を探り、襲いかかる姿が見え始め
叫ぶ
すかさず、大地の精霊ア-ルマティは闇の精霊の攻撃を避けて
大地のパワ-を降り注いだ
石の固まりと、土が襲いかかる。
闇の精霊は攻撃を受け、
倒れた。
「こんな事で…」
闇の精霊は小さくなり、
可愛い天使に生まれ変わり、
鐘の音に力が少し戻っる。
そして、闇の精霊が天に昇っていった。
< 46 / 50 >

この作品をシェア

pagetop