フリ-ジングの鐘の音
「ア-ルマティ、ありがとう
また、力を貸してくださいね」

ア-ルマティに向かいお礼をする。
「とんでもありません
またいつでもお呼びください
いつでもお力になりますゆえ…」
ア-ルマティは、にこやかに
女性に向かい言った。
フリ-ジングは、2人の会話をただ聞いていた。

一瞬にして、
綺麗な緑に囲まれた場所に戻り、思わず深呼吸した。
「こんなに自然がいっぱい見れるなんて…さっき迄の
闇とは大違い…」

さっきいた女性の一人が居なくなり、布を巻いた女性だけが残った。

「あの…あなたは?」

女性がフリ-ジングの目の前に現れ微笑んだ。
「フリ-ジングご無事で何よりです、闇を支配した者に、力を与えようとしていた心が
私を呼び寄せました。
必要な時は、いつでも力になります、あなたはお一人ではありません…この先もどうか
負けずにガンバってください。」
フリ-ジングに励まし、布を巻いた
謎の女性は、
その場から消えた。
フリ-ジングは、消えた姿の顔を
頭の中に焼き付けた。
『またどこかで会えるのかな…』
フリ-ジングはそんな事を考えながら、目の前に現れた少年の姿に目をやった。
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