フリ-ジングの鐘の音

精霊と人と

少年と
暗緑色の犬と妖精とやっと
再会する事ができた。
少年はその姿がほっとしたのか、少し照れているような
気がした。
顔が少し赤らんで見えた。

「フリ-ジングが
無事でよかった…とても嬉しい!」
以前会った時よりも
喋るようになり、
目をパチパチさせて両手を交差させながら、肩に手を置き
喜んで微笑んでいた。妖精の頭に
葉っぱの飾りも見える。

『少しずつ、力を取り戻して行くと変化するのかな…?
次はどんな妖精さんに出会えるんだろう?』

目の前に広がる風車小屋…
広がる自然に圧倒された…
もしかしたら…
この妖精さん
次に行く目的地と何か関係があるのかな…
緑が沢山ある中に
自然の風…でもこの風のせいで…風車小屋の風車が勢いが強すぎて
もの凄い回るのが早い気が…。
それに、風車からでた川の水が溢れて
もの凄く…滝みたいに…荒れてるようにも見えたり…。
この場所には、余分な力が放出されているようだっ。
力の原動力をもう少し、弱める事が出来たら…そんな感じが心の中に現れた。
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