フリ-ジングの鐘の音
「ピカッ!!ドォ-ン!」
大きな雷と共に
いきなり、大雨が降り出した。
「きゃぁ〜!」
いきなりの雷と大雨の音にびっくりして
その場にうづくまる
両手を頭に乗せ、余りの恐怖に目を閉じる、雷の音と大雨の音が鳴っているが、鐘のある建物は、雨一つ降って来る気配は無かった。
しかし、月の明かりは消えかかり、明かりの無い事に気付き、
フリ-ジングは
さらなる恐怖を感じた。
本棚にぶつかり、
何かが落ちるのを感じた瞬間!
「バリ-ン!」
「きゃぁ-!」
大きな音と共に、何かが割れる音がした。
フリ-ジングは、何が起きたのかわからず、さらに固まる。
雨がいつの間にかやみ、
雷は納まり、月の光りがまた差し込んで来た。
フリ-ジングの横には、ツボのような形の物が落ちていた。
フリ-ジングは、
その割れたかけらを、
ポケットに詰め、
慌てて、階段を降り
家に迄駆け足で駆け出した。
「はぁはぁはぁ…」
心臓の鼓動が激しくなり
足がぶるぶると震え
家の窓から、ベットに潜り込む、
ポケットに手を突っ込み、
あの割れた破片をみた…
すると、その破片は
神秘的に光りだし、虹色に輝いていた。
これはいったい…その美しさに目をやりびっくりしている
フリ-ジング
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