アッサムのミルクティー
この日も、いつものようになんとなく授業を受け、図書室で予約していた本を受け取り、徒歩20分ほどの自宅まで帰るところだった。
ふと、今まであまり通ることの無かった遊歩道沿いを歩こうかなとの衝動にかられた。
あまり人通りが多い通りとは言えないので、両親からは他の道を使うようにと言われているのだ。
でも、こうやって歩いて学校に通うのも残すところ数ヶ月。
大学に入ってしまえば、通学はバスと電車になってしまう。
幸いにも、まだ日が長い季節だったので、リスクは低いだろう。