ヒューマノイドハンター
敵の拠点へ
荒れ果て、草木の無い元道路を歩く。
俺はヒューマノイドハンターの一人、
『坂口拓海』日本人だ。
元々は単なる学生だったが、俺の両親はヒューマノイドスライムに殺された。
俺も危うく殺されかけたが、我がリーダー、『ヘイル・G・ランス』に助けられたんだ。
帰る場所も居場所すら無くなった俺は、ヒューマノイドハンターになるしか道は残されず、今こうしている。
しかも今回は奴らの拠点らしいから、俺は警戒しぱなっしだが、仲間の方は……
「特攻して行った……なんて、リーダーに言えるかよ……」
様子見とかいいつつ、自慢の武器を振り回していた相方に俺はため息をつく。
間違いなくあいつは特攻して行ったんだ。
前もそうだが、あいつは自由過ぎるんだ。
ちなみにそいつも同じ日本人で名前は『相模良雄』
我がチームの破壊王だ。
なんでも破壊するし、敵には全く容赦しない。
それはあいつも同じ理由でハンターになったから……だと思う。
「探すのもエライってのに……」