俺が大人になった冬
と、泊まる!?

「え? え!?  あ、あんたなに言ってるか分かってんのかよ!?」

俺はすっかり動揺していた。

ドモりまくって、なんだか変な汗まで出てきた。

いきなり願いが叶って彼女に『男』として見てもらえたということか?

『泊めて』ってつまり……そういうことなのか?

抱いていいのか?

マジ?

マジで!?

ヤバい! 体が熱を持ってきた。

ど、どうしよう……嬉しすぎて、顔がニヤケてしまう。

いや待て俺! お、落ち着け俺!

一瞬のあいだに頭の中でそんなことを考えて、すっかり興奮状態の俺。

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