短編・ショートショートなど。
戦場にて/SS(2P)
俺はただ一人、敵地にいた。
周りは全て敵だらけ。当然味方は誰もいない。
このような状況に俺は慣れていた。何故なら今までもそうやって生き延びてきたからだ。
過去、何度か殺されそうになったこともある。
だがその度に死の淵から甦ってきた。こう見えても案外しぶといほうなのだ。
俺は今、敵に紛れて陣を組んでいた。
幸い周囲の者には、俺が敵兵だと勘付かれていないようだった。
時々気さくに話し掛けてくる。俺も当然味方のふりをして、笑顔で言葉を交わしていた。
奴らが油断した隙をついて裏切るのが、今回の作戦である。
俺の作戦第一段階では、頃合いを見計らって上層部へ取り入るつもりだった。
敵の大将に気に入れられ、更に高みへと上ることができれば任務完了である。
だが今は時期尚早だった。敵に気付かれてはならない。用心しなくては。
周りは全て敵だらけ。当然味方は誰もいない。
このような状況に俺は慣れていた。何故なら今までもそうやって生き延びてきたからだ。
過去、何度か殺されそうになったこともある。
だがその度に死の淵から甦ってきた。こう見えても案外しぶといほうなのだ。
俺は今、敵に紛れて陣を組んでいた。
幸い周囲の者には、俺が敵兵だと勘付かれていないようだった。
時々気さくに話し掛けてくる。俺も当然味方のふりをして、笑顔で言葉を交わしていた。
奴らが油断した隙をついて裏切るのが、今回の作戦である。
俺の作戦第一段階では、頃合いを見計らって上層部へ取り入るつもりだった。
敵の大将に気に入れられ、更に高みへと上ることができれば任務完了である。
だが今は時期尚早だった。敵に気付かれてはならない。用心しなくては。
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