Sky Blue-同じ空の下-
「っ!!ごめん。」
自分のしていることに気付いた私は、とっさに彼から体を離した。
「碧、」
「慧さ、格好よくなったね。」
話を変えたい。
今起きていた状態を忘れたい。
その一心だった。
「えっ、そうかな。」
「2年前よりずっと、今の方が格好いいよ。」
「…それはさ、告ってんの?」
「えっ!!いや…そんなつもりじゃないよ。」
「なぁんだ、期待しちゃった。」
慧のその言葉に私も期待した。