Sky Blue-同じ空の下-
「やっぱり碧は何も気づいてないんだ。俺のこと何にも…」
「なにが?どういう意味?」
そんなこと言われて私も少しムキになった。
「俺がどんな気持ちで毎日を過ごしていたか。何にも知らされないで別れを言われて。着拒されて何も聞いてくれない。好きな人ができたんだと思ったよ。」
「それは!!」
「分かってる!!分かってるよ…そんなの分かってる。俺を傷つけないためだって…でも、そんなの分かったのはつい最近だろ?この2年間俺は…」
「………」
「帰ってきたときも廉といる碧を見て嫉妬した。きっと碧が新しく恋をしたのは廉なんだと思ったよ。」
「…ごめん…」